わかさぎ釣りの餌について

釣り具のレンタル付きコースをご利用の方は餌も付いている場合もありますのでご予約のレンタルショップにお問い合わせの上こちらのページを参考にしてください。基本的に餌も付いているプランで付いてくる餌は紅さし又は白さしです。ぶどう虫等は付きませんので別途ご用意してもよろしいかもしれません。

餌は全て虫です。虫を見るのも嫌だという方はこのページは見ない方がいいかもしれません。
ただし、見るのも無理だというのであれば、ワカサギ釣りをするのは厳しいかもしれませんのでご注意ください。
こちらでは紹介しておりませんが、人口の餌もあります。ただし、釣果としては生エサにはかないませんので、本当に苦手だけれどどうしてもワカサギ釣りをしてみたいという方は、そちらをご利用ください。「マルキュー紅雪」、「マルキュー寄せっこ」で検索していただければどのようなものか確認できるかと思います。

紅さし

ワカサギ釣りでは一番メジャーな餌です。針に刺したら1/2から1/3くらいにカットして使います。カットすることでハラワタが出てそれが寄せになります。節約するのなら頭と尻尾にそれぞれ針を刺して真ん中でカットするといいでしょう。ただし、カットする際に仕掛けを切ってしまったり、ほかの針が絡んだりしてお祭りにならないように注意してください。
針もちもよく、値段も安いので、基本的にはこちらと、次に紹介する白さしをメインに使う方が多いです。私も基本的に紅さしと白さしです。
値段は200円前後、一袋あれば1日の釣りには余裕です。二人で一袋でも十分ですので、お二人で釣りをする場合はこの後紹介する白さしと2種類を購入して交互に付けるといいでしょう。
針もちがいいですが、1時間に1回程度を目安に、又はアタリが少なくなったら交換しましょう。
白さしに人工的に着色したものですので10日から2週間ほど経つと段々と色が抜けて白さしになります。

さし虫とは、ハエの幼虫です。ストレートに言うとウジ虫ですが、もちろん、清潔な環境で人工的に養殖したものですのでご心配なく…でも、常温に長時間置いておくとハエになりますのでご注意ください。例えば購入時の袋のまま上着のポケットに入れておいて忘れてしまった場合などに袋の中に大量のハエが!! とか、常温だと元気に動き回り、細かい隙間も通り抜ける能力がありますので、知らない間に脱走されていて、気づいたら冬なのに部屋にハエが飛んでいる…なんてこともよく聞く話なので保存時には冷蔵庫等に保存する。釣りが終了して、次回行く予定が無い場合は廃棄するようにしてください。

長所:適度な大きさで使い易い。針もちがいい。値段が安い
短所:カットするのが面倒、

針にさした状態です。上が刺したままの状態、下がカットした状態です。この後の写真の針のサイズは全て同じですので餌の大きさの違いも分かると思います。

白さし

特徴は全て紅さしと同じです。もともとはこちらが本物でこれに人工的に着色したのが紅さしになります。
日によって、時間帯によって白がいい時、紅がいい時がありますので、仕掛けの針に交互に付けるのがお勧めです。
針もちがいいですが、1時間に1回程度を目安に、又はアタリが少なくなったら交換しましょう。

長所:適度な大きさで使い易い。針もちがいい。値段が安い
短所:カットするのが面倒。

針にさした状態です。上が刺したままの状態、下がカットした状態です。この後の写真の針のサイズは全て同じですので餌の大きさの違いも分かると思います。

本ラビット

白さしの約1/3の大きさの餌になります。食いが浅い時、渋い時、釣れるサイズがメダカみたいに小さい時(シーズン)に使うといいと言われています。
ラビットと名の付く餌がほかにも白ラビット、紅ラビット、ラビットウォーム等色々とありますが、基本的にはウサギの糞を餌にして作っている餌で、独特のにおいがワカサギに効くと言われています。普通に使っていればそんなに匂いはしません。鼻を近づけると少し匂うかな?といった感じです。
本ラビットはその中でも期間限定で発売される希少品になります。だいたい氷上釣りの頃の1~2月に売られているのをよく見かけます。ない時は別のラビット餌を代用してください。
値段は500円前後とさし虫よりもお高いです。一人一袋あれば問題ないでしょう。
餌のサイズが小さいので、針に刺すのも少し大変です。小さいのでさし類のようにカットする必要はありませんが、渋い時はカットした方がいいという方もいらっしゃいます。さしよりも体も柔らかいので針持もさしよりもよくありません。知らない間に無くなっている時もありますので使用中はその辺にも注意しながらご利用ください。
1時間に1回程度を目安に、又はアタリが少なくなったら新しい餌に交換しましょう。
シーズンによって、釣れるワカサギのほとんどがメダカサイズの時があります。そのようなシーズン以外は私は使いません。

長所:渋い時やサイズが小さい時に威力を発揮。切らずにそのまま使える。
短所:小さくて扱い辛い。針もちが悪い。値段が高い。

針にさした状態です。上が刺したままの状態、下がカットした状態です。この後の写真の針のサイズは全て同じですので餌の大きさの違いも分かると思います。紅さし、白さしと比べるとかなり小さいのがわかりますね。

赤虫

ユスリカの幼虫です。桧原湖の場合は、11月~12月上旬の結氷前の水温が10度前後以上の高い時期に有効な気がします。
小さくて細いので針に刺すのが大変で、しかも針もちも非常に悪いので、本当は使いたくないのですが、水温が高い時期はよく釣れるので仕方なく使っている感じです。さしと釣果に差が無い時はまず使いません。
気付いたら無くなっていることも多く、中の赤い液が無くなって透明になっていたら交換してください。
針もちが非常に悪いので無くなったらその餌だけ付け直していれば交換の時期を気にする必要はあまりありませんが、赤い色が抜けたらその餌だけでも交換しましょう。
つけ方は先端の黒い部分に針を刺すといいのですが、ワカサギが小さい時は尻尾の方だけを噛んで持っていかれてしまうこともあります。その場合は体の真ん中あたりの節状の部分に刺すといいでしょう。刺す時に中の液が出ないように注意してください。
値段は200円から300円前後です。裏磐梯のセブンイレブンやレンタルショップでは薄いプラスチックの入れ物にそぼろ状の濡れた紙に混ざって売っているものが多いですが、このそぼろ状の紙が邪魔でとても扱い辛いです。釣具店で大きめのタッパーに入って売っていて、スプーン1杯で200円程度で販売されているものがお勧めです。注文すると濡れた新聞紙に包んで渡されますので、小さなタッパーに水を張ってそこに入れて冷蔵庫で保管します。水が濁ったら交換するとかなり長い期間保存できます。
アレルギー反応を起こす方がいらっしゃいます。夏季に蚊に刺されて過剰に反応する方、使っていて指先その他が痒くなる等アレルギー独特の反応が出た場合は使わない方がよろしいかと思います。

長所:結氷前の水温が高い時に威力を発揮。
短所:小さくて扱い辛い。針もちが非常に悪い。アレルギー反応が出る方がいる。

針にさした状態です。上が頭の黒い部分に刺した状態です。この方が針もちがいいですが、尻尾の部分をチョンチョンつつかれてノリが悪い時があります。その時は下のように胴体の真ん中あたりに刺すとよろしいかと思います。ただし、この刺し方は針もちがさらに悪くなります。また、刺しどころが悪いと中の赤い液が出てしまいますのでご注意ください。

ぶどう虫

ブドウスカシバという蜂に似た色をした蛾の幼虫です。(興味のある方は検索してみてください)
結構大きいので、紅さしは何とかなるけどこれはNG…という方も結構います。
喰わせる餌ではなく、寄せるための餌になります。苦手な方は無理に使う必要はありませんが、結構効果があると感じていますので、出来れば頑張って使ってみてください。仕掛けの一番上や下、途中などの針に付けて、半分にカット(又は先端をカット)して使います。中のワタがワカサギを寄せる効果があります。
ぶどう虫専用の針も売っていますので、そちらを用意すると仕掛けの針を使わずにセットできるのでお勧めです。
値段は600円前後です。一つの仕掛けに1~2匹つける程度なので、4人で1パックあれば十分です。他の餌を交換する時に一緒に交換するか、途中で縦に切り込みを入れて中のワタの出を増やすなどして使ってください。

長所:寄せ餌効果が抜群
短所:気持ち悪い、値段が高い、1日では使いきれない

針にさした状態です。上が刺したままの状態、下がカットした状態です。必ずカットして中のワタを出してください。このワタに集魚力があると言われています。

大きさの比較

餌の大きさを比較するとこんな感じです。
左から本ラビット、白さし、紅さし、赤虫、ぶどう虫です。

餌の刺し方

餌の刺し方は上記写真のように横から刺してそのまま横に抜きます。必ず針先を出してください。アタリがあったらこちらから針に引っ掛ける釣りになりますので、針先が出ていないとかかりませんし、針もちもより悪くなりますので、必ず針先を出してください。
餌を交換する時は片方の手で針を持って、反対側の手で餌をもって引っ張ればちぎれて外れます。そのまま次の餌を付ければよろしいかと思います。

まとめ

色々と説明させていただきましたが、最終結論としましては、紅さし、白さし、寄せ餌にぶどう虫です。ネット上の情報でメダカサイズのワカサギが多いといった情報が流れていたら押さえに本ラビット、結氷前の水温が高い時期は赤虫で寄せ餌にぶどう虫
とにかく紅さし、白さし、で普通に釣れるのであれば扱いやすいし針もちもいいし値段もやすいのでお勧めです。
シーズン中はほとんどの餌が裏磐梯のセブンイレブンで購入可能です。ただし、赤虫だけは地元の釣具店などでご用意いただいた方がよろしいかと思います。
当館にご予約いただいている方につきましてはご用意する前に遠慮なくお問い合わせください。

エサ入れ等

餌は購入した状態では非常に使い辛いですので、エサ入れが必要です。専用のものはいいお値段がしますので、100均等で売っている3個で100円程度の小さなタッパーがあると便利です。
餌を切るために小さなハサミもご用意ください。
触るのが気持ち悪い方や本ラビットや赤虫を使う時に餌を捕まえるのに小さいものを挟めるピンセットもあると便利です。ただし、針に刺す時は指でつまんで刺した方がやりやすいです。これも釣具店等で購入するといいお値段しますので、100均で十分です。文房具では無くネイルコーナーに色々な種類が売っています。