初心者向けHOW TO ワカサギ釣り
オリジナル動画を中心に初心者の方にも出来るだけわかるように解説しております。
動画の補足及び注意事項
- 餌を付けるシーンがありましたが、実際の仕掛けは上図の通り針が7本前後付いています。もちろん全てに餌を付けます。虫が苦手で触れない場合は触れる方が頑張りましょう。針がたくさん付いているので、慎重に扱わないと自分を釣ってしまいますので要注意です。指や衣服に刺さってしまう方が時々いらっしゃいます。
- 竿先に変化があったらなるべく早くアワセて下さい。遅いと魚が掛からなかったり、掛りが浅く巻き上げてくる時に外れてしまったりします。
初心者の方はアタリがあって魚が掛るのは2~3割くらい、そのうち1割程度は巻き上げる時に外れて逃げられてしまいます。 - 動画にもありますがアワセたら魚が掛かっているか竿先を見て確認します。竿先がプルプルしていたら掛かっていますので巻き上げスイッチをオンにして巻き上げますが、その時に糸を緩めないように注意しましょう。確認した状態(竿を上げた状態)のままスイッチオンです。スイッチを入れる前に腕を下げて床に竿を置いてしまうと糸が緩んで逃げられてしまいます。
- アワセと同時にスイッチをオンにしてしまう方が良くいらっしゃいますが、その場合は途中でスイッチを止めて確認すると逃げてしまいまうので最後まで巻き上げて下さい。でも本当は確認してからスイッチをオンにするのがお勧めです。魚が掛からなかったらすぐに戻して誘うと、まだ近くに魚がいるので、またアタリがある時があります。直前にアタリがあったので、集中力も上がっていて反応もシャープになるので掛かり易くなります。一方、掛かっていないのに巻き上げてしまうと餌が無くなって近くにいた魚も居なくなってしまうかもしれませんし、魚が釣れてなくてメンタルがやられた上に(笑)巻いて降ろす間に時間も経過して集中力も多少落ちてしまうかと思います。一度述べましたが魚が掛かるのは2~3割です。
- 魚が釣れたら、糸や仕掛けが絡まないように針から外します。慣れないうちは隣の方に外してもらうのがベストです。右手で竿、左手で仕掛けのオモリ(上図参照)を持って外してもらいましょう。隣の方も釣れていて手が空かない時は魚に逃げられないように、そして仕掛けが絡まないように注意して外しましょう。この時にライントラブルになることが多いです。
魚を外したら静かにオモリの方から水に戻してスイッチをフリーにして仕掛けを降ろしましょう。
注意したいトラブル
全てチョットした注意で防げるトラブルです。前もって知っていればより防げると思い色々とお知らせさせていただきますのでご注意下さい。
- 何より注意したいのはリールの水没です。水没防止用のコードが付いていますので必ず利用しましょう。釣りをしている時はもちろん、トイレに立った時等その場を離れる時にも注意が必要ですので出来れば自分自身に付けるのではなく手荷物等、常に付けて置ける物に繋いでおくことをお勧めします。湖底に沈めてしまい回収できない場合は10,000円前後の弁償になります。(金額はショップによって違います)
- オマツリ、いわゆる糸が絡んでしまう状態です。繰り返しになりますが針が7本前後付いていますので慎重に扱いましょう。釣り初め、餌変え、魚を外す時は特に注意が必要です。また、大きめの魚が掛かった時は逃げ回って隣の方の仕掛けにも掛かってしまうこともあります。こうなるとかなりの重症です。魚が掛かったら速やかにリールのスイッチを入れて巻き上げましょう。また、トイレなどでその場を離れる時は仕掛けを巻き上げた状態で離れることをお勧めします。もし絡んでしまったら自力で治すしかありませんが、重症の場合かなり頑張っても直せない時があります。ある程度頑張ってみて無理な様でしたら有償になりますが新しい仕掛けを使いましょう。
- バックラッシュ 糸が出ていくスピードよりもスプール(糸巻き)が速く回ってしまった時に糸ふけが一気に出てしまいスプールに絡んでしまう状態です。(写真左)普通に使っていれば起こりませんが、糸が引っかかって落ちなくなった時に勢いよく糸を引っ張ってしまうと起こりますので注意して下さい。このような時はスプールを軽く押さえて糸を引き出して下さい。また、クラッチをフリーにして仕掛けを落としている時、竿先がアタリが出たような動きをします。ボーッとしていてうっかりしてアワセてしまう時があり、この時にもバックラッシュします。お子様は仕掛けが落ちるのが待ち遠しくなってしまい竿を持ってしまう方が結構います。その時にもなりやすいので注意してあげて下さい。仕掛けを落としている間は床に置いておくのがお勧めです。直すにはゆっくり糸を引き出して糸ふけを取っていくわけですが、スプールの横に糸が入ってしまったりするとスプールを外さなければ直らない時があります。(写真右)直す時部品を湖に落としたりして紛失しないように注意が必要です。解らない時や自信が無い時はお店の方に助けてもらいましょう
- 穴にハマる 小屋を移動した跡は穴が大きくて危険です。釣りをする場所付近で特に注意が必要な場所がある場合は現地スタッフがお知らせしますのでそれに従って下さい。他にもテントの方が釣りをした後の穴が残っている場合があります。特に新雪が積もっている時は解り辛いので注意が必要です。なるべく他の方の歩いた跡を頼りに歩きましょう。また、お子様が一人で歩き回ることは避けましょう。
タックルetc
わかさぎ釣りにハマってくるとやはり欲しくなるのがマイタックルですね。年に一度程度であればレンタルで充分ですが、複数回お越しになるようになったらお買い求めになっても損はしないと思いますのでご検討されては如何でしょうか?
電動リール
昔に比べると価格が安く高性能の物が販売されるようになりました。
右の写真は上からダイワのクリスティア(レンタルでよく見かけます)次もダイワのクリスティア、シマノのワカサギマチックDDM、ワカサギの蔵になります。
これらは有名メーカーや人気メーカーのため価格も10000円から20000円前後しますが、メーカーにこだわらなければ5000円を切る製品もあります。
簡単に分けると4種類
水深カウンター付と無し、縦スプールと横スプールの組み合わせで簡単に分けると4種類になります。
水深カウンターとは、ラインの出る量で水深をデジタル表示、巻き上げのスピード変速等のハイテク機能です。価格帯としては8000円から15000円程度でしょうか?
水深カウンター無しの場合の価格帯は5000円から10000円程度になります。
桧原湖の氷上釣りで考えれば基本的に釣れるタナは底(湖底)になり、タナが浮いたとしても1m前後になります。仕掛けの上の方ばかりにワカサギが掛かる時は少し調整する程度ですので付いていれば便利だとは思いますが初めて購入する時にどうしても必要な機能ではないかと思います。
横スプールと縦スプールとの違いは横スプールの方が本体の高さを低く設計できるのでコンパクトで低重心に作れるところではないかと思います。縦スプールは仕掛けを上げ下げする時にラインが水をまとって上がってくる訳ですからスプールも水を含みます。縦スプールの方が水切れがいいのが利点で、その分仕掛けの落ちが速く感じます。特に軽いオモリを使うとその差が出てくるように感じます。
デザインのお好みもあるかと思いますし、ご予算と相談しながら選択の参考になれば幸いです。
竿先(穂先)
竿先についてですが価格的には2000円から5000円程度です。これについては賛否両論、十人十色で色々なご意見がありますので「これにしろ!」とは一概に言えません。
あくまで私の個人の好みとして参考までに・・・
先調子と胴調子があります。私は胴調子を好んで使っています。何となくバレが少なく魚のノリがいい気がするからです。ちなみに私は竿先を自作しています。
使用するオモリは軽い方が好きなので1g、1.5g、2g用の3種類を用意していますが、どれか1本と考えたら2g用でいいのかと思います。
魚群探知機
こちらが欲しくなったころにはもう上級者でこのページを参考にすることは無いかと思いますが一応触れておきます。現在はカラー魚探(写真左)が主流でワカサギ用で約60000円前後の予算になります。私はブラックバス釣り用に10年以上前に購入した魚探(写真右)をワカサギ用に転用して使っています。
基本的には魚が居るか居ないか、タナが浮いていないかの判断をする程度です。でも不思議なことに魚が映っていても釣れなかったり、映っていないのにイレグイになったりします。もしかしたら熟練した方は釣れる映り方と釣れない映り方を判断出来たり、映り方によって誘い方を変えて釣っている方もいるのかもしれませんが私はまだそこまでのレベルではありません。トイレに行くタイミングや昼食を取るタイミングを探るのに、そしてブログのネタの一つとして使う程度です。
テントを使って自分でポイントを探しながら釣りをするのであれば必需品ですが、レンタルの小屋やドームで釣りをする場合はかなり贅沢な装備になるかと思います。